駐車場の防犯対策
駐車場で奪われるのは、自動車や部品だけではない!
2014年に駐車場で起きた犯罪認知件数は、全国で145,620件です。これは総数の約11%にあたります。 犯罪の種別は、自動車盗や車上荒らし、部品ねらい等などの「窃盗」が約7割近くを占めていますが、暴行や恐喝などの「粗暴犯」が4,109件、殺人や強盗などの「凶悪犯」も316件発生しています。 自動車だけではなく、命を守るためにも、しっかりとした防犯対策が必要です。まずは次の6点を確認し、自分が経営する駐車場、または客として契約している駐車場が十分な防犯対策が行われているかどうか、チェックしてみましょう。
- 夜間でも十分明るいか。
- 出入口、および精算機や料金所に、車両ナンバープレートや人の顔がはっきりと映る防犯カメラを設置しているか。
- 駐車スペースや車路を監視するカメラを設置しているか。死角はないか。
- カメラの映像を録画しているか。
- 高さ1.8m以上の柵を設置しているか。
- 防犯対策を行っている「セキュリティが高い駐車場」であることを周囲に示しているか。
「見せる防犯」で、入りたくないと思わせる
駐車場に限らず、「ここで盗んだら捕まる可能性が高い」と思うような場所で、あえて犯行に及ぶような犯罪者はいません。セキュリティハウスは犯罪者の心理と手口を理解した上で『犯罪者が嫌がる環境』を構築し、犯罪の発生そのものを防ぐことを重視しています。
- 「警備中」であることを示すセキュリティキーパーを目立つ場所に取り付ける。
- 出入口以外からは簡単に侵入できないよう、高さ1.8m以上のフェンスで外周を囲む。
- 赤外線センサーや防犯カメラ、人感ライト、防犯ベル等の複数の防犯機器を各所に設置する。
- 夜間でも場内がある程度明るくなるよう、照明の数を増やす。
侵入者を即検知し、威嚇撃退する
赤外線センサー等は、あらかじめ犯罪者が侵入してくるであろうポイント、ルートを絞り込んで設置します。そして実際に犯罪者が侵入を試みたとき、センサーがこれを即検知して、警戒ベルを鳴らす、フラッシュライトで照らす、音声メッセージを流す等の威嚇を行い、それ以上の犯行を阻止します。
さらにあらかじめ設定しておいた5箇所の連絡先に、メールと音声で異常事態の発生を自動的に通知します。さらに遠隔監視システムi-NEXTと連動させれば、現場の防犯カメラの映像と音声をiPadで確認し、警察に通報する、カメラを遠隔操作でズームアップしてから録画するなど、状況に応じたさまざまな対応が可能です。
緊急時は、すぐに助けを求められることが大事
駐車場内では強盗や傷害事件等の凶悪犯罪も発生しています。不審者が入り込み、スタッフやお客様が身の危険を感じたとき、すぐに周囲に助けを求められるシステムがあれば、より安全性が高まります。
そこで「緊急通報システム」の導入をお勧めします。非常用押しボタンを駐車場内の一定間隔ごとに設置し、ボタンを押すと大音量の警報ベルや「異常発生!ただいま警備会社に通報中!」等のメッセージを流して犯人を威嚇するとともに、管理者に自動通 報を行います。ボタンの上部にフラッシュライトを設置し、連動して光るようにしておけば、広い駐車場でも警備員がまっすぐに現場に駆けつけることができます。さらに防犯カメラの映像を自動的に録画するようにしておけば、犯人をその場で逃がしても、後の逮捕に役立ちます。
犯人の姿をカメラで捕らえる
防犯カメラの設置には、いくつかポイントがあります。
まず、出入口には最低2台必要です。1台は車全体が画面内に入り、車種や色が分かるように設置。もう一つは車のナンバー・ドライバーの人相・料金支払いの様子が判別できるように取り付けます。
駐車スペースを監視するカメラは、画面のほぼ2分の1の高さに人物の全身が映るよう設置すれば、車の流れと人の動きがよく見えるようになります。また、死角を作らないよう取り付けることが重要です。
ただし「夜は何も見えない」「画像が荒くてナンバープレートや顔が判別しづらい」といったカメラでは、あまり効果が期待できません。セキュリティハウスで は画像が鮮明なフルハイビジョン、かつ昼夜を問わず監視できる赤外照明搭載のカメラをお勧めしています。
その他、お客様の安全を守るために
犯罪を抑止するとともに、お客様の安全のためには自動車同士、または自動車と歩行者の接触事故を防ぐ環境作りも大切です。
「入出庫安全表示システム」は、赤外線センサーと回転灯付き音声報知機を入口・出口それぞれに設置し、車の出入りを歩行者や他のドライバーに「車が出ます。ご注意ください!」のメッセージで知らせます。方向を判別し車が出る時、又は入る時に音声と回転灯で報知しますので、工場のトラック出庫の際の安全対 策や駐車場の入庫の際の来客報知に最適です。
また、入口・出口をそれぞれ通過する車の台数を制御ユニットで加算・減算して、満車/空車の表示を切り替える「満・空表示システム」もあります。センサー だけで車を検知。方向判断で進入方向を判別します。進入車があればLED型信号灯で車路を規制し駐車場内での接触事故を抑制します。出庫車がある場合は回 転灯を点灯させ歩行者に対して、出庫車があることを知らせます。
ここに注目 !!
従来の防犯カメラは車の種類や色は判別できても、ナンバープレートの文字や数字はほとんど潰れて見えませんでした。しかし、セキュリティハウスがお勧めする防犯カメラは6倍以上の解像度を実現。鮮明なフルハイビジョン映像で、ナンバープレートはもちろん、精算機の前でお客様が出し入れする紙幣や硬貨までくっきり見えます。また、明るいときにはカラー映像で、暗いときには白黒映像に自動に切り替わるデイナイト機能を搭載しているため、夜間でもしっかりと監視できます。